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朝のむくみの原因は?どこよりも詳しくまとめてみました!

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顔を洗うために起きてすぐに鏡で顔を見ると、少し腫れぼったく見えることはありませんか?

少し腫れぼったいくらいなら「いつもの眠気まなこだな」と思ってほとんど気にせず、すぐに蛇口から水を出し、顔を洗う動作へと移りますが、「あれっ、いつもより顔がはれぼったい」と気づくと、しばらく顔を眺めてしまいます。

むくみは男性より女性に多く、日常的なむくみに悩んでいる女性は非常に多いです。このページでは、朝のむくみの原因や、予防法について詳しくまとめてみました。

ぜひ、参考にしてみてください。

むくみとは?

人はどうしてむくむのでしょう。むくみのメカニズムをごく簡単に言うと、そのカギは身体の中の水分(血漿成分や体液と呼ばれる水分を多く含む液体全般)の状態にあります。

血液中に含まれているこのような水分はたえず血管の壁を通り外にしみ出ています。その一方で血管の外にある組織の水分が血管の壁から血管へとしみ込んでいます。
つまり身体の中の水分は血管の壁を通してたえず行き来しているのですが、体内の水分が多く血管からしみ出たり、逆にいつもより血管に入ってくる水分が少なかったりすると、水分が皮膚や皮下組織に溜まってむくみとなります。

このような状態になったときの自分を身体の外から見てみるとその部分がむくんで見えるのです。

さて、ここでは日常生活でよくありがちな、ちょっと見た目がよくない程度のむくみから、重い病気が潜んでいる可能性のあるむくみまで列挙し、その原因と対策について見ていきたいと思います。

朝の顔のむくみの原因

起床後の顔のむくみに心当たりがある人は、このような原因が考えられます。朝の顔のむくみについて、心当たりがないか見てみましょう。

朝の顔のむくみの原因 お酒の飲みすぎ

「昨日飲みすぎちゃったからなあ」。
朝、自分の顔がむくんでいるのを見たとき、思い当たる原因として一番多いのがこれではないでしょうか。

アルコールには血管内から水分を追い出し、尿にして排泄させようとする作用(利尿効果)があります。尿が多く出て身体の水分がたくさん失われると、危険をいち早く感知した脳が「口が渇いた、水分が欲しい」という信号を送り出し、これに身体が反応してついついたくさんの水分を摂ってしまいます。

こうしてお酒を飲むことで普段よりも水分を多く摂った結果、翌日には水が溜まりやすい目の周りなどの皮膚の下にしっかり水分が溜まり、腫れぼったい顔になるのです。

朝の顔のむくみの原因 塩分の摂りすぎ

お酒を飲むと一緒におつまみも食べますよね。ついお酒に合わせてゆっくり長時間かけて塩分の多い食べ物を食べ続けてしまうと、血液内の塩分の濃度が濃くなっていきます。

すると脳がこれを薄めようと「身体の中が塩辛すぎる、水分が欲しい」という信号を送り出し、これに身体が反応して、ついつい水分を多く摂ってしまいます。

そして眠ると、寝ている間に水が目の周りに溜まって、朝起きるとやはり顔がむくんで見えるのです。

朝の顔のむくみの原因 寝る前の水分の摂りすぎ

今見てきたように朝の顔のむくみは前の晩に水分を摂りすぎてしまうことで起こりやすくます。

お酒を飲み、塩分の多い食事をするとむくみやすいのも結局、寝る前に水分を多く摂ってしまっているから。暑い夏の夜についやってしまいがちな寝る前の水のがぶ飲み、これも朝のむくみを招く要因となります。

朝の顔のむくみの原因 水分不足でもむくみが起こる

ちょっと意外なのですが、水分不足でもむくみが起こりやすくなります。血液中に水分が不足すると、私たちの身体は本能的に危険を察して水分を溜めこもうとして、そのためにむくみが起こることがあるそうです。

朝の顔のむくみの原因 寝すぎても顔がむくむ

休日、いつもよりたっぷり寝たあとに起きて鏡を見てみると、いつもより顔がむくんでいると思いませんか。寝ているときは起きているときよりも顔にかかる重力が大きくなります。

この状態が長く続くと、水分が目の周りの皮膚の下に溜まってむくみが顔に出ることになります。

朝の顔のむくみの原因 薬の副作用で

ステロイド剤(副腎皮質ホルモン剤)を服用すると顔にむくみが起こりやすくなることが知られています。

朝の顔のむくみの原因 ホルモンバランスの乱れ

女性の場合、生理前にホルモンバランスが乱れやすくなります。排卵後から生理までの間には黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌が多くなり、身体が水分を溜めやすい状態になり、むくみが起こりやすくなります。

朝の顔のむくみの原因 急性腎炎によるむくみ(子供に多い)

むくみが顔に起こりやすい病気に急性腎炎があります。4~10歳ごろに子供で起こりやすい病気です。

溶連菌などの細菌の感染により咽頭炎、扁桃炎などに感染したあとに続いて尿を作る腎臓の細い血管(糸球体と言います)に炎症が起こり、腎臓が老廃物をろ過できなくなり、余分な水分が排泄できず、顔にむくみが出てきます。

朝の足のむくみの原因

身体を起こしている状態では足の静脈を流れる血液は、重力に逆らい心臓に向かって上へ流れていきます。

このような状態が続けば足に水分はどうしても溜まりやすくなるので、夜寝る前には誰しもある程度むくみやすくなるのです。でも夜に寝て朝目覚めたときに足がむくんでいるということは重力の影響を受けて起こる、日常よくあるむくみとは違うものです。

朝の顔のむくみは普通にあることですが、朝の足のむくみが気になったら真剣に自分の身体を見直してみる必要があるかもしれません。医療機関を受診してしっかり検査を受けることをお勧めします。

朝の足のむくみには尿毒症、腎炎、慢性腎臓病、糖尿病性腎症、乳がん手術でのリンパ節切除の後のリンパ浮腫など深刻な病気が潜んでいる可能性があります。

それではここで朝の足のむくみがあったとき疑われる病気について考えられるものをいくつか見ていきましょう。

妊娠したとき

妊婦の約30%にむくみが見られるといわれます。また、むくみがある妊婦の方が死亡率も低く、産後の回復状況もよいという報告もあります。つまり妊娠時のむくみはいたって正常な身体の反応と言えるのです。

とくに妊娠後半期になると、足にむくみが起こりやすくなります。大きくなった赤ちゃんが下半身の血管を圧迫し、足からの血流が溜まりやすくなるためです。妊娠後半期には大きくなった赤ちゃんに栄養を送るために血圧も上昇します。

血圧が上がりすぎて血管障害、腎臓障害などが起こると、妊娠中毒症になることがあります。妊娠中毒症になるとむくみはますますひどくなり、靴がはけなくなったり、足のすねを指で押してくぼみを作ってみると、そのくぼみが元に戻らずそのまま残らなくなったりすることもあります。またむくみは足だけでなく、手や顔へと及んでいきます。

心臓の病気

心臓の機能が低下して、血液を送り出す力が弱くなっていると心臓から遠い下半身で血液の流れが滞留して余分な水分が足首やふくらはぎに溜まり、朝でもむくみが残っていることがあります。

糖尿病性腎症や糸球体腎炎などの腎臓病

糖尿病により血糖値の高い状態が長期間続くと、動脈硬化が進み、糸球体を作っている小さい血管が壊されることで、老廃物をろ過できなくなり、余分な水分が排泄できず、進行すると足にむくみが出てきます。

また腎臓の糸球体にタンパク質が沈着することで糸球体に炎症が起きる糸球体腎炎でも、糖尿病腎症と同様に老廃物がろ過できず足にむくみが出てきます。

朝のむくみ対策

今回、大きく朝に出るむくみとして、顔のむくみ、足のむくみ、手のむくみを紹介してきました(もちろん同時に起こる可能性はあります)。

ここでは、身体の部位に合わせむくみ対策を見ていきましょう。

朝の顔のむくみの対策

まずは朝の顔のむくみの対策からです。手軽にできるので参考にしてみてください。

むくみ顔対策:リンパマッサージ

目の周りなどむくんだ部分の下には水分が溜まっているのですが、この水分はリンパ液を主成分とする体液です。この滞留した体液をリンパマッサージできちんと身体の中を流れるようにしていきましょう。

首をゆったりと回したり、指の腹で耳の後ろから首回りを軽くさすったりするだけで顔全体にリンパ液の流れが生じ、溜まっていた水分が動き出します。そのあと額、こめかみ、頬を軽くさするようにマッサージすれば完璧。すぐにむくみはどこかへ行ってしまうでしょう。

予防策:水分をバランスよく摂る

お酒の飲みすぎ、塩分の摂りすぎ、これが水分の摂りすぎの元になり、翌日の顔のむくみにつながってしまいます。かといって水分を摂らないでいると血管に逆に水分がむりやり集まり出し、かえってむくみを招くことになります。

身体のことを考えると、水分不足はよくありません。血が濃くなると、脳血管や心臓の冠動脈が中性脂肪やコレステロールなどでつまりやすくなります(それだったら少しくらいむくんでいた方がまだよさそうです)。

翌日むくまない、水当たりしてだるくならない、自分の血液内の水分を適度に保てている、と思える適切な水分量の目安(たとえば1日500mlのペットボトル2本分など)を見つけてみましょう。そしてそれを守るような生活を心がけましょう。

いずれにしてもアルコールと塩分の摂りすぎは、むくみだけでなく、肝臓、心臓などに負担をかけてしまい、健康を損ねる原因になります。減塩、減酒を心がけるようにしましょう。

また寝る前の水のがぶ飲みもむくみの原因になるので、朝昼夜、1日全体で飲む水分量を小分けにして、水分補給をするようにしましょう。

予防策:ホルモンバランスが乱れにくい生活を心がける(とくに女性)

生理前のホルモンバランスの乱れによるむくみには規則正しい生活とバランスのよい食事で対応しましょう。プロゲステロンとエストロゲンのバランスをよくするために効果的なのが、適量で質のよい睡眠、タンパク質・ビタミン・ミネラルを豊富に含む食事、適度な(過度でない)運動です。

こうした生活はむくみだけでなく、日々の生活を健やかにするためにもとても効果的であることは皆さんよくご存じですね。

子供の急性腎炎によるむくみには

医療機関で血液や尿検査などを受け急性腎炎と診断されればすぐに入院し、絶対安静が必要となります。

むくみを取るために利尿剤が使われます。食事は1日3gの減塩食が与えられます。このような治療を受け、かつ安静にすることで糸球体の血管の炎症が鎮まり、腎臓への血液量も増え、腎臓の機能も改善していきます。むくみが消え、タンパク尿が減れば退院となります。

出典:公益財団法人 母子健康協会ホームページ

朝の足のむくみの対策

次は、朝の脚のむくみの対策につて見てみましょう。

むくみ足対策:サプリメントを使う

脚のむくみに悩む女性は多いため、むくみ対策のサプリメントは多く販売されています。サプリメントにはポリフェノール等のむくみに効果のある成分が配合されており、むくみの予防にも効果を発揮します。

重度の浮腫の場合は病院に行くことをおすすめしますが、軽度の浮腫、また予防のためでしたらサプリメントも効果出来です。

むくみ足対策:着圧ソックスを使う

足がむくむときの要因の一つとして、ふくらはぎなど足の筋肉の血液を送り出す力が弱いということが挙げられます。

この弱点を補強することをねらったツールとして、適度な圧力をふくらはぎや足首、足の甲などにかけて、血液循環を促進することでむくみを改善する着圧(弾性)ソックスというものがあります。着圧ソックスには市販用もあれば医療用もあります。

妊娠時のむくみには

妊婦時のむくみは正常な身体の反応です。

とはいえ妊婦のむくみが、妊娠高血圧症によるものだと医療機関が診断した場合には、速やかに治療が行われます。この場合、血圧を下げる薬が処方されます。

心臓病の場合のむくみには

言うまでもないことですが、自分自身で心臓病だと判断するわけにはいきません。医療機関での診断を受けてしかるべき治療を受けることになります。

もし、足のむくみが心不全によるものと診断されれば、心臓の負担を下げるために利尿剤や血圧を下げるお薬が使われることになります。食事は減塩食が基本で、1日6g未満に抑えるようにすることが推奨されています。

参考:厚生労働省:急性・慢性心不全診療ガイドライン

まとめ

むくみは女性を中心に多くの人が経験していることなので、朝起きてむくみがあっても過度に落ち込む必要はありません。

まずは生活習慣を改善して、予防、改善のためにサプリや着圧ソックスなどを検討してみてもいいでしょう。重度のむくみの場合は無理せずに病院に行くことをおすすめします。

まだむくみが軽度の場合は改善も容易ですので、できることから対策をしてみてくださいね。

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