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シンバイオティクスの効果をわかりやすく解説!体にイイコトたくさんありました

健康  

シンバイオティクスって何?そんな疑問を解決するために、シンバイオティクスについてわかりやすく説明してみました。

このページでわかること

シンバイオティクスとは
プレバイオティクスとは
プロバイオティクスとは
・シンバイオティクスの効果

※知りたい情報が決まっている方は、下のContentsを開いてジャンプして下さい↓

シンバイオティクスとは

「シンバイオティクス(synbiotics)」とは、腸内環境を整える食品として有名な乳酸菌などの「プロバイオティクス(probiotics)」とその乳酸菌のエサとなるオリゴ糖のような「プレバイオティクス(prebiotics)」を一緒に食べること、あるいはプロバイオティクスとプレバイオティクスの両方を含む食品成分やサプリメントのことを言います。

1990年代後半から2000年にかけて、腸内環境改善のキーワードとしてプロバイオティクスやプレバイオティクスの概念が先行して少しずつ広まり出し、ここ最近、これらの「いいとこ取り」の概念としてシンバイオティクスという言葉をちらほら見かけるようになりました。

シンバイオティクスの「シン」はシンクロナイズ(synclonize)のシン。「同調させる」という意味を含んでいます。何を同調させるか? そう、プロバイオティクスとプレバイオティクスを同調させるということです。シンバイオティクスの基本的な考え方は、プロバイオティクスとプレバイオティクスの両方をうまく食べ合わせて、大腸に棲みついている善玉の腸内細菌のはたらきを活発にさせて、腸内環境をよくすることによって健康を目指すというものなのです。

1995年、イギリスの微生物学者のグレン・ギブソン(Glenn Gibson)博士とマルセル・ロバーフロイド(Marcel Roberfroid)博士がプレバイオティクスの概念を提唱しましたが、このとき同時に、プロバイオティクスとプレバイオティクスを組み合わせて健康効果を図る方法としてシンバイオティクスという概念を紹介しました(出典:J Nutr. 1995 Jun;125(6):1401-12.)。

プロバイオティクスとは

今、何度も出てきた「プロバイオティクス」と「プレバイオティクス」という言葉。何だか似ていて紛らわしいですね。まだ違いがよくわからないという人もいると思います。ここでそれぞれの意味と違いをあらためてしっかり理解して頭をスッキリさせましょう。

まず「プロバイオティクス」ですが、辞書(大辞林)では、「腸内環境を改善し、整腸作用や免疫調節作用などをもたらす生きた微生物。また、これを含む食品」としています。

「プロバイオティクス」という言葉を「プロ」と「バイオティクス」に分けて、語源で解釈すると、「プロ」を「本職の」「プロの」、「バイオティクス」を「生き物」として考えることでき、すなわち「生き物としての本職(役割)を果たす生き物そのもの」と解釈することができます。

プロバイオティクスは、1989年、イギリスの微生物学者ロイ・フラー(Roy Fuller)博士が、「腸内細菌のバランスを改善することによって宿主に有益な影響をもたらす生きた細菌食品」と定義しました(出典:J Appl Bacteriol. 1989 May;66(5):365-78.)。これは「抗生物質」を意味する「アンチバイオテイクス(antibaiotics)」の対比的な意味も含んでいます。抗生物質は病原菌を殺す医薬品として使われることはよく知られていますが、実はこのときよい悪い菌とともによい菌も殺してしまいます。

一方、プロバイオティクスは大腸の粘膜に張り付いて棲みつき、無数の菌が群生していることからお花畑(フローラ)に例えられる大腸内の環境の中で他の菌たちと共存して生き、その上で自分の仲間たち(善玉菌)を増やしていくのです。

つまりプロバイオティクス食品を摂取するねらいは、腸に棲み付いているよい菌と同じ系統の菌を口から入れて、腸内に届かせてよい菌の比率を多くして健康を促していくことにあります。だからプロバイオティクス食品は腸内の善玉菌、主に乳酸菌を含む食品のことを言います。

乳酸菌にもたくさんの種類があります。ヤクルトに含まれるラクトバチルス・カゼイ・シロタ株は「ラクトバチルス属」、免疫賦活、C型肝炎治療などに使われるフェカリス菌FK-23は「エンテロコッカス属」、カスピ海ヨーグルトは「ラクトコッカス属」、ドイツの漬物料理ザワークラウトは「リューコノスック属」です。これらは大腸で自分たちの仲間を増やし、整腸作用など健康効果を実現していくのでプロバイオティクス食品ということができます。

なおこれらのプロバイオティクスは口から入った後、胃や小腸で消化されずに大腸の粘膜に到着するまで生き抜く必要があります。生きて腸に到達し、そこに棲みつき仲間を増やしていくから「プロバイオティクス」なのです。もし胃酸や消化酵素などでバラバラになって死んでしまい、その残骸が腸内の善玉菌のエサとして働くようならばそれは「バイオジェノミクス」となります(バイオジェノミクスについてはあとで少し触れます)。

プレバイオティクスとは

「プレバイオティクス」は辞書(日本大百科大全)によると、「ヒトに有益な作用をもたらす生きた微生物群であるプロバイオティクスの働きを助ける物質とそれらを含む食品」とあります。

「プレバイオティクス」という言葉を「プレ」と「バイオティクス」に分けて、語源だけで考えてみると、「プレ」は「前段階の」「以前の」を意味し、「バイオティクス」は「生き物」を意味するので、「前段階にある生き物」と解釈することができます。プレバイオティクスは本職(プロ)の腸内細菌であるプロバイオティクスが活躍する前段階(プレ)を作る生き物として考えるとわかりやすいでしょう。

プレバイオティクスは先ほど示した通り、1995年、英国の微生物学者グレン・ギブソン博士とマルセル・ロバーフロイド博士が定義した概念です。彼らはプレバイオティクスに

胃酸や消化酵素に耐性があり、胃で溶けないものであること」、
腸内細菌の栄養源となり、腸内細菌による発酵を促すものであること」、
人の健康にとって有益な細菌を増やし活性を高めるものであること

などの条件を付与しました(出典:J Nutr. 1995 Jun;125(6):1401-12.)。

オリゴ糖の画像

この条件を満たす食品成分としては難消化性のオリゴ糖類が代表的なものとして挙げられます。これらは胃酸や消化酵素の影響を受けず腸まで届きやすい食品です。

実際にプレバイオティクス食品として使われるオリゴ糖としては、乳酸菌やビフィズス菌が腸内で強く働くためのよいエサとなるイソマルトオリゴ糖やゲンチオオリゴ糖、腸内の腐敗菌のはたらきを抑えるマルトオリゴ糖などがあります。またイヌリンやポリデキストロースなどの食物繊維も胃腸で消化されず腸内細菌のエサになるのでプレバイオティクス食品に相当します。

ちなみに、「プロバイオティクス」と「プレバイオティクス」の中間的な食品もあります。カルピスやサプリメントの原料として使われる乳酸死菌と呼ばれるものがそうです。

乳酸菌は生きて大腸まで届けばプロバイオティクス食品として善玉菌のエサとなる乳酸や酢酸などを作り善玉菌を増やし、毒素を分泌する悪玉菌を減らして腸内環境をよくします。その一方で食べると胃酸や胆汁酸などで死滅する乳酸菌もあります。

しかし、乳酸菌はもし生きていなくてもその死骸がプレバイオティクス食品のように乳酸菌やビフィズス菌のエサとなったり、大腸の免疫細胞を刺激し、抗腫瘍効果を発揮したりします。このような食品は「バイオジェニックス」と呼ばれています。

プレバイオティクスのように働いても、胃や腸で死んでバラバラになってしまっているのでプレバイオティクスとは言えないです。とはいえ乳酸死菌にもしっかり効能があり、血圧降下作用、血清コレステロール低下作用などの健康効果のあることがわかっています。

シンバイオティクスの効果

シンバイオティクスは、乳酸菌やビフィズス菌などのプロバイオティクス食品とオリゴ糖などのプレバイオティクス食品を複合させて、より効果的に腸内環境の改善を図っていく食品です。

現在、世界各国でシンバイオティクスの研究開発が進められており、以下の様々な効果が期待されています。

  • 腸内環境改善効果
  • 感染予防効果
  • 免疫活性を上げる効果
  • 花粉症などのアレルギー症状改善効果
  • 血圧降下作用
  • 血清コレステロールの上昇抑制効果
  • 血糖値低減効果

日本でもさまざまな食品メーカーがシンバイオティクス食品の開発に乗り出しています。ヤクルト本社では乳酸菌シロタ株にガラクトオリゴ糖を配合した「シンバイオティクスヤクルトW」、江崎グリコではスポロ乳酸菌に食物繊維を配合した「ビスコシンバイオティクス」などを発売しています。

また、名糖産業では乳酸桿菌L.カゼイが特に好むデキストランオリゴ糖を配合したサプリメント「名糖ヘルシーフレンド-SP」を開発、利用者からは整腸効果はもちろんのこと、花粉症の改善効果などを確認しています。

シンバイオティクス食品は腸内のお花畑の中でとても効率的に大腸内の善玉菌の割合を高めることができるので、今後、一般食品やサプリメントなどでますます人気が出てきそうですね。

 

 

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